湧水に恵まれた山渓の美を鑑賞できる島崎は、江戸時代詩文を楽しむ藩士達の清遊の地でした。 肥後細川家五代、三代熊本藩主である綱利(つなとし)もこの地に「お茶屋」と呼ばれる別荘の一つを設けましたが、あるときお茶屋とその周辺の土地を杖で指し示して続弾右衛門(つづき...
【休館のお知らせ】 現在、熊本県伝統工芸館は改修工事のため休館しております。 工芸ショップ「匠」については、2024年10月1日より「カリーノ下通」(熊本市中央区安政町1-2)の1階にオープン予定です。 人々の暮らしと密接に結びつき、古くから使用されてきた熊本県の伝統...
熊本市の水道は、水源のすべてに地下水を使用しています。その貴重な地下水と水道、そして水環境を守る下水道について学ぶことのできる施設です。 くまもとの水環境と上下水道とのかかわりを学ぶ映像シアターや、汚れた水がきれいになるしくみが分かる展示物、水の性質がわかる...
熊本市島崎(しまさき)にある岳林寺は、天平宝字年間(757~764年)に創建されましたが、後に荒廃し、天正9年(1581年)に城親賢(じょうちかまさ)によって、曹洞宗(そうとうしゅう)の寺として再興されました。 明治30年(1897年)の大晦日、文豪・夏目漱石...
熊本市の「奥座敷」、合志川の清流沿いにある植木温泉には十数軒の宿があり、それぞれに趣向をこらした、おもてなしで人気を集めています。 源泉掛け流しの天然温泉は、美肌の湯といわれ、肌もしっとり。旅の疲れをいやしてくれます。 植木町は、歴史とロマンのまち。西南戦争...
多くの買い物客で賑わう熊本市上通(かみとおり)アーケード街の終点からさらに北に延びる通り。アーケードがなくなる代わりに、歩道に植えられた並木が続きます。若者向けの古着屋やCDショップ、おしゃれなレストランや居酒屋、コンビニエンスストアなどが雑多に並ぶ一方、老...
上通(かみとおり)の裏手にある通りで、大きな楠の並木と、レンガの歩道沿いに、ブティックなどの店が並んでいます。熊本県立第一高等女学校時代の明治41年10月、戊申詔書(ぼしんしょうしょ)発布の記念事業として、運動場に植えられた楠が大きく育ったものです。市中心部に...
熊本の代表的な民謡「おてもやん」の銅像は、JR熊本駅新幹線口の玄関前にあります。元は桜町バスターミナル前にあったものを、桜町地区の再開発に伴い平成27年8月に移設しました。熊本民踊会が会の創立25周年を記念して市に寄贈したもので、作者は熊本大学教授の石原昌一(いし...
熊本城を囲むように流れる坪井川(つぼいがわ)沿い、千葉城橋(ちばじょうばし)と厩橋(うまやばし)の間に位置する高橋公園は、戦前の第六師団長官舎跡地で、熊本市の第7代市長で市電の開通や水道の敷設など、熊本市発展の基礎をつくった高橋守雄(たかはしもりお)を記念し...
熊本の総鎮守(そうちんじゅ)といわれ熊本市の代表的な神社の一つで、熊本市街地の北東、国道3号線沿いに大きな鳥居が建っています。そこから東へ広い参道が神社に向かって延びており、その先の大きな木々に囲まれた境内の中に、鮮やかな朱色の楼門があります。この藤崎八旛宮...
2016年1月に「くまもと文学・歴史館」としてリニューアル。前身である熊本近代文学館がこれまでに収集してきた、小泉八雲や夏目漱石など熊本ゆかりの文学者の原稿や遺品などの近代文学資料に加え、熊本県立図書館が所蔵する江戸時代の熊本藩の検地帳や絵図、人吉藩主相良氏の...
ハンナ・リデルは明治24年(1891)英国国教会の宣教師として来日し、2年後に熊本に来ました。ある時、咲き誇る桜並木の下にうずくまるハンセン病患者たちの悲惨さに心を打たれ救済にあたる覚悟をしました。 そのため、英国、日本の教会、政財界に寄付を募り、明治28年(1895)...