釣耕園
湧水に恵まれた山渓の美を鑑賞できる島崎は、江戸時代詩文を楽しむ藩士達の清遊の地でした。
肥後細川家五代、三代熊本藩主である綱利(つなとし)もこの地に「お茶屋」と呼ばれる別荘の一つを設けましたが、あるときお茶屋とその周辺の土地を杖で指し示して続弾右衛門(つづきだんえもん)に与えました。以来続家ではこのお茶屋を「お杖先」と呼んで大事にしていました。
「釣耕園」の名は、熊本藩の中老で漢詩人の米田波門(こめだはもん)が、その景観を「釣月耕雲」と詩に詠じたことからつけられたといいます。庭園は飛石を配した広い池に山渓を取り入れたもので、4月下旬から5月上旬ごろには、しゃくなげが花をつけます。
下手にある叢桂園(そうけいえん)とともに熊本市の史跡に指定されています。
所在地 | 〒860-0073 熊本市西区島崎5丁目7 |
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お問合せ | 文化財課 電話番号: 096-328-2740 |
利用料金 | 無料 |
駐車場 | 無料 |
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アクセス情報 | ■都市バス「三賢堂前」下車、徒歩約2分 |
ホームページ | https://kumamoto-guide.jp/culture/ |