別名、若宮(わかみや)さんとも呼ばれるこの神社は、建久8年(1197年)河尻三郎源実明が、鎌倉の鶴岡八幡宮の御分霊を勧請したのが始まりといわれます。創建時は富合町小岩瀬(とみあいまちこいわせ)にあったものが、天正15年(1587年)に現在地に移されました。毎年恒例の秋...
古くから曹洞宗(そうとうしゅう)の本山として人々の信仰を集めている禅寺。創建は弘安元年(1278年)で、曹洞宗の開祖である道元の高弟寒巌(かんがん)禅師によって開山されました。国指定重要文化財に指定されている寒巌(かんがん)義尹文書や「梵鐘」(ぼんしょう)をはじ...
藤崎台球場(ふじさきだいきゅうじょう)の隣に建ち、神社の前には梅の木が植えられた公園があります。昭和14年に内務省令により熊本県護国神社と公称し、昭和32年に現在の社殿が完成。境内には戦没者のためのさまざまな慰霊碑が建ち、戦争歴史資料館があります。神風連の乱(...
熊本の総鎮守(そうちんじゅ)といわれ熊本市の代表的な神社の一つで、熊本市街地の北東、国道3号線沿いに大きな鳥居が建っています。そこから東へ広い参道が神社に向かって延びており、その先の大きな木々に囲まれた境内の中に、鮮やかな朱色の楼門があります。この藤崎八旛宮...
放牛は、江戸時代の初め頃(1670年代)、熊本の城下町(現在の新市街辺り)に鍛冶職の子として生まれました。 建立については諸説ありますが、少年時代、父が武士に無礼討ちにされたため、他に身寄りのなかった彼は、お寺に引き取られ僧になり、30年間の修行の後、非業の...
JR熊本駅近く、花岡山(はなおかやま)の麓に位置する北岡神社。承平4年(934年)の創建当初は、熊本市二本木(にほんぎ)に山城国旧官幣大社八坂神社の御分霊をまつりましたが、その後花岡山山上に移り、正保4年(1647年)、現在地へ移転しました。明治10年(1877年)、西南戦...
元弘2年(1332年)9月に創建された神社です。加藤清正(かとうきよまさ)が大津街道(おおづかいどう)を作り、陸上交通が盛んとなり、白川(しらかわ)近くの三宮(さんのみや)は水害を受けるので、細川家第3代綱利(つなとし)の時、寛文元年(1661年)9月、大道往来の交通安全...
熊本市島崎(しまさき)にある岳林寺は、天平宝字年間(757~764年)に創建されましたが、後に荒廃し、天正9年(1581年)に城親賢(じょうちかまさ)によって、曹洞宗(そうとうしゅう)の寺として再興されました。 明治30年(1897年)の大晦日、文豪・夏目漱石...
文政8年(1825年)、熊本の井手ノ口町(いでのくちまち)、現在の熊本市迎町(むかえまち)に生まれた活人形師(いきにんぎょうし)・松本喜三郎(まつもときさぶろう)の作品「聖観世音菩薩像(しょうかんぜおんぼさつぞう)」が保存されています。高さは110cmあり、喜三郎の...
熊本市高平(たかひら)にある曹洞宗(そうとうしゅう)の寺。本堂に所蔵されている「谷汲観音像(たにくみかんのんぞう)」は、江戸末期から明治初期にかけて活躍した熊本出身の活人形師(いきにんぎょうし)・松本喜三郎(まつもときさぶろう)の遺作で、県の重要文化財に指...
六殿神社は、治承2年(1178年)に、平重盛・武蔵の六孫王権現を勧請したと伝えられ、守富荘を治めた木原氏の氏神だと伝えられています。10月9日の大祭には、古式豊かな神楽と流鏑馬(やぶさめ)が奉納されます。神楽は肥後神楽の一つで木原神楽とも呼ばれ、起源・伝来は不明で...