六殿神社
六殿神社は、治承2年(1178年)に、平重盛・武蔵の六孫王権現を勧請したと伝えられ、守富荘を治めた木原氏の氏神だと伝えられています。10月9日の大祭には、古式豊かな神楽と流鏑馬(やぶさめ)が奉納されます。神楽は肥後神楽の一つで木原神楽とも呼ばれ、起源・伝来は不明です。式神楽・三座神楽・新榊の舞・剣弓の舞・二剣の舞ほか7番の十二座舞われます。現在、木原神楽保存会が結成され、子ども神楽として伝承・保護されています。
また国指定重要文化財の楼門は、楼門は天文18年(1549年)に宇土城主名和氏が建てたもので、屋根は入母屋造のかやぶき、その他巧みな手法と複雑な装飾は、室町時代の典型的な建築の様を示しています。加藤清正は慶長5年(1600年)9月、宇土城を攻撃したとき、木原を通り楼門が焼けていないことから、由緒ある神社が無事だったことを喜び、「当神社に対する軍勢の乱暴、放火、竹木伐採を禁じ、違犯者は厳罰に処す」旨の制札を慶長5年10月6日境内に建てさせました。今に残るこの制札は、縦36.7㎝・横51㎝・厚さ0.8㎝、上部を山形に切り落とし、かすかに墨色を留めています。
昭和61年には天皇在位60周年を記念し、参道入口に大鳥居が建立されました。
所在地 | 熊本市南区富合町木原2378 |
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お問合せ | 電話番号: 096-357-4127 |
アクセス情報 | ■桜町バスターミナルから:熊本バス「木原不動前」下車、徒歩約15分 ※バスは1日約4本 ■JR熊本駅から:JR「宇土」駅(東口)熊本バス「木原不動前」下車、徒歩約15分 ※バスは1日約4本 ■九州自動車道城南スマートインターから車で約20分 |
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ホームページ | http://www.rokuden-jinja.com/ |