熊本市の西方、金峰山(きんぽうざん)山麓にある洞窟、霊巌洞。うっそうと茂る樹木におおわれ、神秘的な霊場として知られる雲巌禅寺(うんがんぜんじ)の裏山にあり、洞窟内には岩戸観音(いわとかんのん)の名で知られる観音像が安置されています。晩年の5年間を熊本で過ごした宮本武蔵(みやもとむさし)が、この洞窟にこもって兵法書「五輪書(ごりんしょ)」を著したことは、あまりにも有名。 雲巌禅寺は、南北朝時代に日...
熊本県内最大のショッピングアーケード。デパートやブティックが立ち並び、ファッションやアミューズメントの中心地であると同時に、カフェや郷土料理店などの飲食店が軒を並べるグルメ街としても有名です。長さ511m、幅15mの通りは、ストリートミュージシャンによる演奏や、...
「ONE PIECE熊本復興プロジェクト」の一環として、2018年11月「ルフィ像」が熊本県庁プロムナードに設置されました。熊本市出身で、人気漫画『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎さんや集英社の協力の下、2016年4月に起きた熊本地震の被災地の復興を後押しするために実現したもので...
熊本市田原坂西南戦争資料館は、日本最後の内戦 西南戦争で17昼夜にわたる戦闘が繰り広げられた激戦地、田原坂にあります。 平成27年(2015)11月、「近代日本の夜明けを学び伝える歴史学習施設」を基本コンセプトに新装オープンしました。映像・音・振動・ジオラマで戦いの様...
池泉式回遊庭園。寛永9年(1632年)、肥後細川初代藩主・細川忠利公(ほそかわただとしこう)が御茶屋を置いたのが始まりで、その後、三代目藩主綱利公(つなとしこう)のときに庭園が完成し、中国の詩人陶淵明(とうえんめい)の詩「帰去来辞(ききょらいのじ)」に因み、成趣...
※平成28年熊本地震から復旧工事が進む熊本城は、2019年10月から特別公開を開始しました。「熊本城特別公開」の詳細は、熊本城公式ホームページをご覧ください。 日本三名城のひとつといわれる熊本城は、加藤清正(かとうきよまさ)が慶長6年(1601年)から7年の歳月をかけ築城し...
熊本市のほとんどの場所からその姿を望むことができる金峰山は、「東の阿蘇(あそ)」に対して「西の金峰山」と呼ばれ、熊本市民に親しまれています。周辺には、夏目漱石(なつめそうせき)の「草枕(くさまくら)」に登場する「峠の茶屋」や、宮本武蔵(みやもとむさし)が「...
※地震の復旧工事のため休館しておりましたが、令和5年(2023年)2月9日に公開を再開しました。 明治29年(1896)、第五高等学校(現在の熊本大学)の英語教師として来熊した夏目漱石(なつめそうせき)。 彼は4年3か月の熊本滞在期間中に6回も転居。そのうち、5番目に移り...
熊本市役所の14階にあり熊本城域を一望できます。夜間まで開放されているので、ライトアップされた熊本城を見るのもおすすめです。ロビーには、熊本地震の被災状況や観光ポスターなどを掲示しています。また、14階にはレストランが併設されており、熊本城を眺めながら食事が楽...
日本五大稲荷の一つに数えられ、全国的に商売の神様として知られています。毎年2月の初午(はつうま)の日に行われる初午大祭には、商売繁盛や五穀豊穣を願う大勢の参拝者が訪れます。数回に分けて行われる「福餅まき」では、高い石垣の上からまかれる紅白の福餅を拾おうと人々...
この建物は、熊本洋学校に外国人教師ジェーンズを迎えるため明治4年(1871)に建てられた、熊本県内に現存する最古の洋館で熊本県の重要文化財に指定されています。 ジェーンズは明治4年から明治9年(1876)までの5年間ここで暮らし、熊本の若者達を教育し、熊本の近代化の...
明治24年(1891)11月、熊本大学の前身である第五高等中学校(明治27年(1894)第五高等学校と改称)の英語教師として島根の松江中学校から赴任し、明治27年10月までの3年間を熊本で暮らしました。 熊本に来て最初に住んだ家が当時手取本町34番地にあったこの家であり、この家...
バーチャルで熊本の歴史を体感することができる「熊本城ミュージアム わくわく座」、「熊本ならでは」をコンセプトに県内各地の食やお土産品がそろう飲食物販施設「桜の小路」などを備えた観光交流施設。併設する総合観光案内所では、熊本市内をはじめ、県内の様々な観光情報...
電車通りから北へ向かって伸びる通り。全長360m、幅11mのアーケード内に、衣料品店や雑貨店、書店など、新旧の店舗が混在します。天井の高いアーチ型の屋根から日光が差し込み、明るく開放感が溢れる通りは、パリのオルセー美術館をイメージ。歩道の中央には“イペ”と呼ばれる木...
立田山麓にある、熊本藩主・細川家の菩提寺泰勝寺(たいしょうじ)跡です。細川家初代藤孝(ふじたか)夫妻と二代目忠興(ただおき)とガラシャ夫人の墓「四つ御廟(ごびょう)」や、武人でありながら茶道にかけては国内随一といわれた細川忠興の原図に基づいて復元された茶室...
熊本城内の一角に位置する監物台樹木園は、2.6haの敷地に、多数の樹木や野草、盆栽など多くの植物が植えられた緑の楽園です。園内の植物たちは、爛漫に咲き乱れる花々、濃い緑の緑影、色付く木の葉など、四季折々の表情で、訪れる人を迎えてくれます。園内には森林博物館や森の...
江津湖は、つながる二つの湖、上江津湖(かみえづこ)と下江津湖(しもえづこ)からなっています。長さは2.5km、周囲6km、水面の面積は約50ヘクタール。一日の湧水量は40万トンです。交通量の多いバイパスや電車通りがすぐ側を通りながら、その豊かな水に貴重な植物や野鳥が育...
幹周りが13.3m、高さは29mにもおよぶ熊本県の指定天然記念物の大きなクスの木です。樹齢は約800年といわれています。戦国時代、菊池氏(きくちし)の重臣であり、現在の熊本城の南側に位置していたといわれる「隈本城」の城主となった鹿子木親員(かのこぎちかかず)のちの寂心...
熊本最大の繁華街・下通り(しもとおり)から南に伸びる通り。アーケードがなく、晴れの日には街路樹の間から木漏れ日が、また雨天時には雨がシャワーのように振り注ぐため、この名称がついたといわれます。お洒落なブティックやカフェ、雑貨店などが立ち並び、天気の良い日は...
八景水谷公園は、第5代肥後藩主細川綱利(ほそかわつなとし)公によって開かれた公園で、八景水谷水源(はけみやすいげん)があります。豊富な湧水量を誇り、大正13年(1924年)、熊本市の上水道が敷設されてからはその水源として利用されています。園内には4つの井戸があり、...