御馬下の角小屋
この建物(母屋)は、江戸時代、庄屋を務めるかたわら質屋・酒屋を営んだ堀内(赤木)家の住宅であるとともに、豊前街道を往来する細川・島津などの大名が休憩所として使用したお茶屋の跡であり、薩摩藩主島津斉彬(しまづなりあきら)と共に西郷隆盛(さいごうたかもり)も立ち寄ったといわれています。
そのため、商家としての役割を果たす店舗や茶の間などの部分と大名一行を迎えるための「御成りの間」「次の間」「御用人の間」などをあわせ持つ、珍しいつくりになっています。黒光りする柱や梁、鴨居に施された木象嵌(もくぞうがん)など当時の姿をそのまま残しており、日本古来の木造建築のすばらしさを見ることができます。
資料館には、九代当主赤木弾蔵(あかぎだんぞう)が明治政府参与を命じられた細川護美(ほそかわもりよし)の共をして京都へ赴いた際の「見聞記」をはじめ、堀内家の江戸時代から昭和に至るまでの古文書や当時の人々の暮らしぶりを伝える道具類などの資料も展示しております。
また、海軍体操の創始者として知られ、日本最初の落下傘部隊の隊長・指揮官である堀内豊秋(ほりうちとよあき)海軍大佐の生家でもあり、その関係資料等も展示しております。
イベントなど新着情報については、ホームページ「くまもとの文化」をご覧ください。
所在地 | 〒861-5515 熊本市北区四方寄町1274 |
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お問合せ | 電話番号: 096-245-2963 |
利用料金 | 大人・高校生 200円 小・中学生 100円 未就学児 無料 (熊本市内の小・中学生は無料、また65歳以上の方も無料) |
定休日 | 月曜(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日 |
利用可能時間 | 9時30~16時30分 |
駐車場 | 無料 30台 大型バス等も駐車できます |
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アクセス情報 | ■バス「四方寄」下車、徒歩約1分 |
ホームページ | https://kumamoto-guide.jp/culture/ |
その他 | 団体のお客様で館長による説明をご希望の方は事前要相談 |