熊本市の親善大使を務める俳優・高良健吾さんが、熊本の“古き良きもの“を紹介するフォトブック「悠久」第二弾の制作発表を記念し、4月25日に開業した「HAB@熊本」2階にある 「BREADAY(ブレッディ)」のポップアップスペースで写真展が開催中です【5月31日(水)まで】。また、5月8日(月)からは、フォトブックの無料配布も実施します【企画は終了しています】。

 この企画は、熊本県内の地域と熊本市のまちを結ぶことをコンセプトにする「HAB@熊本」内のプロジェクト「p-peace」(※後述)の第一弾として、フォトブックを制作した熊本市との共同で行われています。

俳優・高良健吾さんが故郷・熊本を訪れ、「悠久」の歴史で築かれた「古き良きもの」を伝える

「悠久」は、高良健吾さんが故郷・熊本の名所を訪れ、往時を生きた人々が築いたものや見ていた景色、生き様などに思いを馳せ、熊本の悠久の歴史の中で先人たちが築いてきた「古き良きもの (OLD IS GOLD)」の魅力を伝えるフォトブックです。

 2015年に発表した第一弾では、熊本城をはじめ、古くからある風景・場所などをテーマに展開。従来のパンフレットにあるような情報を最低限に抑えた内容が話題となり、一般財団法人 地域活性化センター主催の第5回ふるさとパンフレット大賞において南伸坊賞を受賞するなど、各所から高い評価を得ています。

 第二弾は、伝統工芸や文化財、酒蔵などをテーマに、それらを守り続ける人々と高良さんの触れ合いの中で、代々受け継がれ、今後も引き継がれていく貴重な地域の財産に対する人々の想いや取り組みなど、熊本の魅力の根源に触れることができる内容となっています。

また、熊本地震や豪雨など度重なる災害を経験した熊本が、「人の力」によって、長く受け継がれてきた伝統や文化を未来へ繋ぎつつ、新たなことにもチャレンジしている姿を通して、“熊本のつよさ”を伝えています。

今回の企画展示では、「悠久」で第二弾使用した写真約50点が展示されています。

“熊本市親善大使“を務める高良健吾さん

映画、ドラマなどで活躍する高良健吾さんは、熊本県出身。郷土愛の強さから熊本市親善大使に就任され、2016年4月に発生した熊本地震では、炊き出しなどの支援活動を行ってくださいました。

 また、熊本地震をきっかけに始まった「くまもと復興映画祭」にも毎年出演されるなど、復興に向けて前に進む熊本を応援してくださっています。「悠久」は、全国的にも知名度が高く、郷土愛に溢れた高良さんを通して、熊本市の魅力を全国の方々に発信したいとの思いから始まりました。

 高良さんに、「悠久」発表への思いを聞きました。

「悠久を作り始めたのは3年前です。熊本にいるスタッフ、東京にいる熊本出身のスタッフの協力で、このフォトブックを作りました。目的は県外の方に熊本に息づく古き良きものの魅力を伝えることです。

 撮影を進めていくにつれ、熊本在住の方達にも地元の魅力を伝える事ができると思いました。受け継がれてきた伝統や文化、先人達の想いを未来に繋げて行くこと、そして、その想いと共に今を生きている人達の挑戦している姿を伝えたいと思いました。悠久は完成し、いよいよ皆様の手元に届ける事ができるとなった時に、コロナ禍に入り、熊本に遊びにおいでよ。と言えない状況になりました。観光どころではありませんでした。

やっとこれからです。このフォトブックを皆様のもとに届ける事ができて嬉しいです。このようなカタチで熊本の魅力を伝えようとしてくれる市の皆様と、これが熊本の姿勢だと。胸を張れるものができたと思います。このフォトブックが熊本の魅力を伝える、一つになれば光栄です」

 また、企画展の会場を訪れ、「悠久は文章量を抑えた写真集のような仕上がりになっているところが新しく、このような試みをしているのは他にないと思います。熊本市だからこそできた攻めた姿勢と、熊本の魅力を、この企画展示でぜひ感じていただきたいです」と、「悠久」企画展示開催への喜びを語ってくれました。

「悠久」企画展示のきっかけは、“パルコ前での撮影シーン”

フォトブック「悠久」第二弾は2019年に制作されましたが、新型コロナウイルス感染症が世界的に流行し、発表は見送りになっていました。

 その後、「悠久」発表について、熊本市が改めて検討する中で、高良さんが提案された熊本PARCO前での撮影シーンが、「HAB@熊本」や「p-peace」(※後述)のコンセプトと「悠久」が伝えたいことに共通点があることを知るきっかけとなり、今回の「HAB@熊本」の開業にあわせて、企画展示が実現したそうです。

熊本PARCO前での撮影シーン
熊本PARCO前での撮影シーン

「悠久」の無料配布について

フォトブック「悠久」第二弾は、「HAB@熊本」内の企画展示会場にお越しの方に、5月8日(月)から無料で配布します。数量限定なので、早めに足を運んで、熊本市と高良さんの思いが詰まった「悠久」を手に取ってくださいね!

 

【場所】 HAB@熊本2階 「BREADAY」のポップアップスペース

【日時】 5月8日(月)〜、15:00〜19:00

【条件】 熊本市観光ガイド インスタグラムのフォロー

https://www.instagram.com/kumamoto.city.guide/

※企画は終了しています

※詳細はp-peaceのインスタグラムアカウントから随時配信

https://instagram.com/p_peace.official?igshid=YjNmNGQ3MDY=

熊本の魅力発信とまちの賑わい創出 パルコの新業態 「HAB@熊本」

「HAB@熊本」は、株式会社パルコが手がける新業態の施設です。パルコは、お城を望むことができる熊本市の中心市街地通町筋で、主にアパレルテナントが入居するファッションビル「熊本PARCO」として、1986年から33年間にわたり熊本のカルチャーを牽引してきました。

 2020年2月末に営業を終了しましたが、新たに2023年4月25日、顔を合わせて食事を共にする楽しさや、何気なく寄り道したお店でのショッピングなど、“街に出て過ごす”からこそ体験できることを大切に、地域に寄り添う施設を目指して開業。カフェ・レストランや食物販、生活雑貨など熊本県初出店の14店舗、新業態6店舗を含む20の店舗が入居しています。

HAB@熊本で、地域や人と繋がるプロジェクト「p-peace」

「p-peace」とは、株式会社ローカルデベロップメントラボと株式会社ふくおかフィナンシャルグループ、株式会社熊本銀行、株式会社はずむの4社による、熊本県内のさまざまな地域と熊本のまちを結ぶプロジェクトのことです。

 熊本県内の地域資源を活用した新たな価値創造に挑戦し、「HAB@熊本」で人や文化の交流拠点を創造します。

■HAB@熊本

住所:熊本市中央区中央区手取本町5-1

営業時間:地下1階〜地上1階(物販・食物販・サービス) 10:00〜20:00、2階(飲食) 11:00〜23:00

URL:https://hab-at.parco.jp/

同じテーマの記事

一覧に戻る