秋の紅葉時期に合わせ、「秋のくまもとお城まつり 城あかり」が開催中です。
熊本城の天守閣や石垣、大イチョウなどが、さまざまなライトで照らし出され、闇夜に浮かび上がる様子はとても幻想的。また、二の丸広場や旧細川刑部邸等でも、「竹あかり」のオブジェが登場するイベントが同時開催されています。昼間とは全く異なる雰囲気に、非日常な時間を過ごすことができますよ。
ライトアップは毎日、17 時から21時まで行われています(熊本城特別公開エリアのみ有料、最終入園20時半)。それでは、おすすめの鑑賞スポットをご紹介します!
※このコラムは2022年のイベント情報です。最新の情報は、こちらをご確認ください。
熊本城ライトアップ① 「二様の石垣」
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熊本城特別公開エリアの見学通路からは、「二様の石垣」と猛々しい「大天守」のライトアップを見ることができます。
「二様の石垣」は、2つの時代の石垣が重なり、特徴を比べることで石積みの技術革新がわかるという人気スポット。右側が「加藤清正の初期頃」、左側が「加藤忠広(加藤清正の三男)の時代」の石垣だと考えられています。
築城当時のあかりの色を再現し、加藤清正公と細川時代の栄華、熊本の時代の流れを表現したライトアップは必見です。
熊本城ライトアップ② 「天守閣」
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天守閣広場にある、黄色く色づいた大イチョウと熊本城天守閣。大イチョウは、加藤清正公が手植えしたと伝えられており、熊本城の別名「銀杏城」の由来にもなっています。
ライトに照らされた大イチョウの黄金色が、天守閣の勇壮な姿を際立たせていますね。
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天守閣の前には、竹あかりのオブジェが設置されています。竹あかりの柔らかな光が天守閣を包み込んでいるような光景に、心癒やされます。
中央に見える、地上と空をつなぐ光は、「熊本に住まう人々・復興に尽力した人々の想い」と「天上の加藤清正公や歴代の殿様たち、熊本城や熊本の街を守り続けた先代たちの想い」をつなぐ希望の光をイメージしているそうです。
「城あかり」の詳細はこちら↓
「二の丸竹あかり」
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二の丸広場にも、ライトアップされた大小天守と宇土櫓、竹あかりのオブジェを一緒に撮影できるフォトスポットが。加藤清正の紋「蛇の目紋」が目を引くオブジェを前に、心なしか、お城が常時よりも堂々と構えているように見えます。
「旧細川刑部邸限定公開と紅葉ライトアップ」
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旧細川刑部邸は、熊本地震の影響で邸内への入場はできませんが、イベント期間中は限定公開されています。園内で、赤や黄色に色づく紅葉を楽しむことができます。夜間は紅葉がライトアップされ、なんとも雅な空間に。
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園内には、竹あかりのオブジェも設置されています。竹あかりのやわらかな光と、鮮やかな紅葉の共演は見応えあり! オブジェは数点あるので、ゆっくり見てまわって、幻想的な光の演出を堪能してください。
イベント期間中、桜町バスターミナルと旧細川刑部邸を結ぶ臨時バスも運行されています。
この時期にしか見られない、熊本城ライトアップと紅葉のコラボレーション。ぜひ現地に足を運んで、熊本の先人たちに想いを馳せながら、彩り豊かな光景に感嘆する、非日常な空間を体感してください。
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