熊本市は、市民の水道水の100%を地下水でまかなう、日本一の地下水都市。その「水の都」のシンボル的存在とも言えるのが、市街地にありながら、美しい自然と豊かな湧水に恵まれた「江津湖」です。
Instagramの「#みんなの江津湖 」では、江津湖の美しい写真や動画を見ることができます。
そんな江津湖の魅力を伝える不定期シリーズ「江津湖の楽しみ方」。今回は、3月26日(土)にオープンしたグランピング施設「ON THE PARK(オンザパーク)」をご紹介します。立ち上げ人の一人、くまもと江津湖魅力推進協議会の代表・田中誠一さんに話を聞きました。
「江津湖から熊本をもっと元気に」という想いから始まったプロジェクト
「くまもと江津湖魅力推進協議会」は、2016年(平成28年)に起きた熊本地震後に、「熊本をもっと元気にしたい」「地震前より魅力ある街にしたい」と、地元の企業や地域の方々などが集まり発足した団体です。これまで、江津湖周辺の清掃活動やマルシェ、防災キャンプなど、江津湖の魅力を伝える活動に取り組んできました。
江津湖のほとりに事務所を構えるハウスメーカー「株式会社コムハウス」の代表でもある田中さんは、「江津湖公園は、子どもの頃によく遊んでいた場所。ここに事務所を構えてからは、江津湖の湧水や自然のおかげで、気持ちよく仕事に取り組むことができる。その恩返しのつもりで活動しています」と話します。
江津湖公園の魅力発信や賑わいづくりに取り組むうち、「散歩の途中で休憩したり、コーヒーを飲みながら読書をしたり…。もっと日常的に人が集まり、心穏やかに過ごせる施設をつくりたい」と考えるようになったそう。こうして「ON THE PARK」の構想が生まれました。
宿泊も、遊びも、読書も。江津湖の新たな魅力に注目!
田中さんたちの「江津湖をもっと自由に活用して欲しい」という想いから生まれた「ON THE PARK」は、トレーラーハウスやカフェスペース、簡易図書館、遊具など、さまざまなアクティビティを備えています。
4人まで宿泊できるトレーラーハウスは3台設置。ウッドデッキではBBQができ、ティピーテントやタープ、椅子テーブル付きと設備が充実しています。
コーヒーや食事が楽しめるカフェスペースもあり、キッチンカー「Park cafe」では、ピザやカレーなどの食事やドリンクメニュー、デザートメニューを提供しています。宿泊客でなくても、誰でも利用可能。自然に囲まれて、穏やかなカフェタイムを楽しめますよ。
児童書からアウトドア系の参考書まで豊富に本がそろう「みずうみの図書館」もあり、パーク内なら誰でも自由に本を読むことができます。木の葉が風に揺れる音をBGMに、本の世界に浸る時間はなんとも贅沢!
子どもたちが思い思いに遊べるスペースには、ミニアスレチックや、レトロなサッカーゲームが設置されています。
「地元の人はもちろん観光客の方々が、水辺で遊んだり、散歩したりと、いろんな体験を楽しむことで、熊本の美しい自然を感じてもらえたらうれしい。レンタサイクル用の自転車もあるので、ここを拠点に、熊本市動植物園や熊本城などの観光地めぐりをするのもおすすめです」と田中さん。
湖のほとりで心地よい風が吹く中、誰もが心穏やかに過ごせる場所を目指す「ON THE PARK」。今後も、ペット連れや幅広い年齢の方の利用など、お客様のニーズに合わせて、新しいスポットやサービスを増やしていく予定だそう。運営スタッフの方々の熱い想いと共に進化し続ける「ON THE PARK」、注目のスポットです!
■ON THE PARK (オンザパーク)
住所:熊本県熊本市東区神水本町27-21
問合せ先:080-3990-6569
営業時間:11:00〜17:00
江津湖は「全国都市緑化フェア」の会場です!
現在、日本最大級の花とみどりの祭典「全国都市緑化フェア」(くまもと花博)が、36年ぶりに熊本で開催中です【5月22日(日)まで】。
メイン会場は、「街なかエリア(熊本城公園及び花畑広場一帯)」「水辺エリア(水前寺江津湖公園一帯)」「まち山エリア(立田山・たつだやま)」の3エリア。今回ご紹介した江津湖もメイン会場のひとつです!
各会場で、色とりどりの花や新緑に彩られ、さまざまな展示や催しが行われています。詳細はホームページでチェックしてください。
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