「ああ、熊本って地下水の豊かな水の国だわ」と実感できるスポットといえば、市民の憩いの場と誰もが認める「江津湖」です。ぽこぽこと湧き出でる豊かな地下水と、数多くの種類の野鳥のすみかとなっている緑。その自然のなかに身を置いているだけでも、心洗われるひとときを過ごせる、しかも熊本中心部近くにあるなんとも贅沢な場所なのです。
今回のテーマは、江津湖の映え写真です。
早朝、夕暮れどきが、映え写真の狙い目です
さて、前回の江津湖サイクリングでも紹介したマップです。
ざっくりとしていますが、このマップの上の方角が西です。東西に長い水前寺江津湖公園(※江津湖、江津湖と呼んでいましたが、正式には水前寺江津湖公園、と申します)です。江津湖のほぼ中央あたりを横切っているのが、国道57号、通称東バイパスという大きな通りですが、その上の方(西)を「上江津湖」、下の方(つまり東)を「下江津湖」といいます。下江津湖の東には「広木公園」と呼ばれる、どーんと緑の広場が広がる場所があります。それは、それは広くて気持ち良いスポットです。
江津湖の写真を撮るポイントは、緑と、水と、そして光です。
抜け感のあるスポットなので、早朝か夕暮れどきの斜光タイムを狙うのがおすすめです。
<上江津湖のマジックアワー>
こちらは西側、上江津湖の映え写真。マジックアワー!!
刻一刻と変化する空の色を逃さないようにシャッターを切る。まぁ、この瞬間というものは一種の“奇跡の出会い”のようなものですね。ほんとに、美しい!
<広木公園の斜光タイム>
朝と夕方、斜めに入る光と、長い影。勝手に「斜光タイム」と名付けていますが、木々の美しさが何倍にも増して魅力的に映る時間帯です。
<湖に移る空もよう>
なんて、ドラマティックな写真! 美しく、静かな湖面にうつる、空と雲のもよう。ウユニ塩湖にも引けを取らない鏡面世界を、江津湖で表現できるのです。こちらも空もようとの奇跡的出会いのチャンスを待つ必要がありますが、ぜひ狙ってほしい映え写真です。
ちなみに今回ご紹介した写真は、熊本の魅力を伝えるために誕生した熊本素材写真アーカイブス「キロクマ!」のサイト(http://kumamoto.photo/)から選んだもの。江津湖のほかにも熊本各地の魅力がつまった写真が紹介されていますので、見てみてください。
また、Instagram「#みんなの江津湖」では、江津湖の自然あふれる風景や、カワセミやヘラサギなどの野鳥や、生き物の姿をとらえた美しい写真や動画が紹介されています。
春からの映え写真を狙うなら!
さてさて、写真愛好家からも愛されている映え写真スポットの江津湖ですが、「まるでジャングル!」「日本じゃないみたい!」と密かに人気の場所があります。それが、このマップの上部にある「芭蕉園」です。
そして、春といえば、桜。かなり広範囲にわたりますが、水前寺江津湖公園内には各所にお花見にぴったりな桜が美しい場所があります。ちなみに、写真は下江津湖の広木公園のものです。
今年(2022年)の桜の開花予想は、3月21日。今年はみんな集まってお花見は、なかなかできないかもしれませんが、お散歩しながら桜の写真を撮影してみるのもいいかもしれません。
「全国都市緑化くまもとフェア」3月19日から開催!
今回ご紹介した江津湖も会場となっている、「全国都市緑化くまもとフェア くまもと花とみどりの博覧会-THE GREEN VISION 未来への伝言-」が、3月19日(土)から5月22日(日)まで開催されます。国内最大級の花と緑の祭典が、なんと36年ぶりに熊本で開催されます。
メイン会場となる「街なかエリア」「水辺エリア」(ここ江津湖も!)そして、「まち山(立田山)エリア」の3つのメイン会場は、花や新緑に彩られ、さまざまなイベントが開催されます。詳細はホームページでチェックしてください。
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