家族みんなで行くお出かけ先では、親も子どもも遠慮なくランチを楽しみたいですよね。

そこで、子どもと一緒に楽しめる熊本市のランチスポットを特集しています。

後編は、親子でゆったりとくつろげる空間づくりにこだわっている2件を紹介します。

熊本のパパママの間でも人気のお店なので、ぜひチェックしてください!

親子で自然に癒やされる、山の上にある古民家カフェ

大自然に囲まれた、ココペリの外観
大自然に囲まれた、ココペリの外観

熊本市の中心部から車で約20分、西方の金峰山にある古民家カフェ「cafe+antiques KOKOPELLI(ココペリ)」。

店の周りには、季節によって表情を変える里山の風景が広がり、大人も子どもも自然に癒やされながらランチタイムを楽しめます。

店の目前に広がる里山の風景
店の目前に広がる里山の風景

築140年以上の古民家をリノベーションしたという同店。

大きな柱や梁が印象的な室内には、オーナーの橋本聖実さんとイギリス人の旦那様が、海外で買い付けたアンティーク家具がセンス良く並び、和と洋が融合した落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

畳の座敷席や授乳室、おむつ替えベッドがあるなど、子育てファミリーがうれしいポイントもたくさん。

部屋の奥の階段を昇ると、小さな屋根裏部屋が!

ここには、子どもたちの遊び心をくすぐるおもちゃが豊富に置いてあります。

自分たちだけの空間で、子どもたちは夢中になって遊ぶのだそう。

また、料理の待ち時間や食後などに、芝生の庭で子どもたちをのびのびと遊ばせることもできます。庭は店内から見渡せるので、パパママは、子ども達の様子を見ながらゆったりおしゃべり…なんて時間も叶います。

大きなガラス窓から、庭の様子が見渡せます
大きなガラス窓から、庭の様子が見渡せます

無農薬で育てた自家製米を使ったメニュー

オーナーの橋本さん夫婦は、店の近くの田んぼで、無農薬でお米を育てています。

「この辺りは湧水も豊富なので、おいしいお米が育つんですよ」と聖実さん。


ランチメニューには、2人が丹精込めて作ったお米や、地元産の季節の野菜・果物を使用。しかも、料理には添加物を一切使用していないので、子どもにも安心して食べさせられます。


この日は、ワンプレートスタイルの「豚の角煮」(雑穀ご飯、サラダ、キヌアマリネ付き)を注文しました。

じっくりと煮込んだ豚肉は、口の中でホロリと崩れるほど柔らかく、醤油をベースに、スパイスの八角を隠し味に加えたアジアンテイストな一品。

豚の角煮によくある油っこさはほとんどなく、後味はあっさりしているので、「脂身が苦手」という子どもでも食べやすくなっています。

単品でおにぎりを追加注文して、おかずを分け合う親子が多いそうです。

パパママが楽しいから、子どもも楽しい!

同店は、木材を使って手作りされた家具や、手仕事の美しさが伝わる雑貨が至るところに並べられるなど、大人がワクワクするような店づくりをしています。

家具や雑貨は、実際に手に持って、触れて、購入することもできます。

もともと手作りのものや古いものが大好きだったオーナー夫婦が、海外旅行の度に現地で雑貨を購入し、店にディスプレイしていたのが始まりだとか。その居心地のいい空間がカフェ好きの間で話題となり、さらに子どもを遊ばせながらのんびりした時間が過ごせると、子育てファミリーにも人気の店になったそうです。

「お店では、まずは大人が、『心地良い』『楽しい』『おいしい』と感じることが大事だと思うんです。パパやママが笑顔だと、子どもたちも安心して食べたり遊んだりできますよね」と、聖実さんは優しい笑顔で話してくれました。

大自然に癒やされながら、心地よい空間でこだわりの料理を食べたり、のびのび遊んだり…と、親も子も楽しめる「KOKOPELLI」。ぜひ一度、訪れてみてください。

cafe+antiques KOKOPELLI

熊本県熊本市西区松尾町平山592

営業時間 12:00〜16:00

休み なし

駐車場 あり

問い合わせ先 096–245–8187

親子で楽しくメニュー選び♪ “セレクトランチ”が話題の店

続いて紹介するのは、並木坂にある「HALE(ハレ) CAFE つなぐ」。

ご飯、スープ、サラダはそれぞれ3種類の中から1種類を、メイン料理は15種類の中から2種類を、好みに応じて選べる“セレクトランチ”が話題の店です。

今回は、「十五穀ご飯」と「サツマイモと豆乳のスープ」、「和風サラダ」、メインは「手ごねハンバーグ」と「特製タルタルのチキン南蛮」をチョイス
今回は、「十五穀ご飯」と「サツマイモと豆乳のスープ」、「和風サラダ」、メインは「手ごねハンバーグ」と「特製タルタルのチキン南蛮」をチョイス

ボリューム満点なので、親子でシェアするのがおすすめ。「これが美味しそう、あれも食べたい」と、親子であれこれ言い合いながら料理を選ぶ時間も楽しそうですね♪

メイン料理は、ハンバーグやチキン南蛮のほか、唐揚げや肉じゃが、コロッケなど、大人も子どもも大好きな家庭料理ばかり。

「ずっと飽きずに食べられる家庭料理を、お腹いっぱい食べて欲しい。イメージしているのは、地域に根ざした定食屋さんの料理です」という、代表・徳丸浩敏さんのこだわりが詰まっています。

徳丸さんの奥様が手作りしたクッキーも販売中
徳丸さんの奥様が手作りしたクッキーも販売中

まるで“おうち”にいるような居心地の良さ

店名の「HALE CAFÉ つなぐ」の「HALE」は、ハワイ語で「おうち」という意味があるそう。また「つなぐ」には、「このお店を通じて、お客さん同士がつながって欲しい」という、徳丸さんの想いが込められています。

“おうち”にいるようにくつろげるよう、店の中には随所にこだわりが散りばめられています。

温かみのある木目調のインテリアや、おしゃれにディスプレイされたドライフラワー、間接照明のやさしい光…。全てが重なって、居心地の良い空間を演出しています。

ここなら自然と、家族や友人との会話も弾みそうです。

キッズスペース、個室…と、子連れで行きやすい店づくり

子ども連れ大歓迎という同店には、キッズスペースや個室、小上がり席などが完備されています。

2階の個室はソファ席。人気なので、前日までの予約必須です
2階の個室はソファ席。人気なので、前日までの予約必須です
小上がり席は、靴を脱いでくつろげる座敷
小上がり席は、靴を脱いでくつろげる座敷
2階の個室の下にキッズルームが。入口が狭く、天井が低い空間は、まるで秘密基地のよう!
2階の個室の下にキッズルームが。入口が狭く、天井が低い空間は、まるで秘密基地のよう!

個室はソファ席だったり、小上がり席は座敷だったりと、子ども連れでもゆっくり過ごせる店づくりには、徳丸さん自身の子育て経験が生かされているそうです。

「もともとキッズスペースは、お客様のためというよりも、自分の子どものためにつくったんです」と徳丸さんは笑います。

「6年前、店のオープンから1カ月後に息子が生まれました。私と妻が店に立っている間、息子を遊ばせられるよう、空いていたスペースにおもちゃを置いたのが始まりです。当時はまだキッズスペースが珍しかったからか、少しずつ口コミで広がり、たくさんのお客さまに利用していただけるようになりました」

代表の徳丸さん。6歳児のパパでもあります
代表の徳丸さん。6歳児のパパでもあります

HALE CAFE つなぐ

熊本県熊本市中央区南坪井町1–1 NK並木坂ビル2階東

営業時間 月、火、木〜日曜、祝日、祝前日11:00〜23:00(L.O 22:00)

※個室を希望する場合は、前日までに予約を

休み 水曜

駐車場 なし

問い合わせ先 096–354–5689

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