熊本はオシャレでスマート!元気な街
熊本地震発生後から、「集まれオール熊本GACHIスペシャル in 熊本城」や「熊本市民会館復活記念 浜崎貴司GACHIスペシャル」など、「音楽」で熊本県民に元気を与えてくれた浜崎さん。FLYING KIDSのボーカルで、その声とキャラクターのファンが多くいらっしゃいます。2020年1月10日に熊本城ホール開業記念「GACHIスペシャル」の開催をこのほど発表した浜崎さんに、熊本の魅力やおすすめスポットなどを聞きました。
―最初に熊本に訪れたのはいつですか??
1990年代にFLYNG KIDSのツアーやテレビ・ラジオのキャンペーンなどで何度か来たことがありましたが、その当時はとにかく忙しくて、寝て起きて移動してコンサートして、また移動って感じで、街を楽しむ状況ではありませんでした。ソロになって弾き語りツアーを始めて2011年10月ごろだったかな?15年ぶりぐらいに熊本に行って、それから熊本では毎年弾き語りツアーをやるようになりました。そのうち、仲良くなる人も増えて、2016年10月に熊本城でのイベントと、同じ2016年に玉名市でもコンサートをするというオーダーが入り、「熊本城でできるなんて最高だね!」って、熊本城の方は色々なアーティストに声をかけていたんです。玉名市の方はスガシカオさんとやるように計画していました。
―その計画のさなかに熊本大震災が起きたのですよね?
そう、ちょうど2016年4月14日にスガシカオくんと東京で玉名市のコンサートの初めての打ち合わせをしていたら、まさにその時に熊本地震の余震が起きたんです。驚きましたね。それで、熊本城のイベントも玉名市のコンサートもどちらも中止になりました。熊本城はあんなに傷ついてしまいましたからね。でも、震災の中、暗い気持ちは嫌だ、何かできないかと思って開催を目指して話を進めていました。
―2016年7月2日にまずは玉名市民会館でスガシカオさんとコンサートを実施されました。素晴らしいコンサートでしたね。
玉名市民会館は、これまでなかなか縁のあるような場所ではありませんでしたが、震災後まもなく、皆さんの熱量もすごかったし、音楽に対する渇望感も感じられました。スガシカオくんと「がんばろう熊本復興支援出前GACHI」というタイトルで、収益金を寄付する形で開催しました。
―2016年10月29日には、熊本城で開催されました。観客の皆さんとても喜んでいらっしゃいましたね。
声をかけていたミュージシャン達には、こういうことになったので、一度スケジュールを外してもらうようにお願いしました。しかし、斉藤和義くん、吉井和哉くん、藤原さくらさん、そして、トータス松本くんが、スケジュールをそのまま残してくれていて、ぜひ、熊本のためにってことで集まってくれました。「集まれオール熊本GACHIスペシャル in 熊本城」を開催しました。崩れて傷ついた熊本城の姿を見ながらのライブ。広々とした会場に、子どもからお年寄りまでたくさんのお客さんが集まってくれて、すごく「ピース」な空気の中でのライブになり、忘れられないですね。ライブ当日の朝、宿泊しているホテルから熊本城が見えたんです。それこそ屋根の板がむき出しにになっている熊本城が朝日を浴びて輝いて…。その時胸が熱くなりました。生き続けるというか、負けないというか、そんなメッセージをもらったような気がして、その気持ちを抱えながらライブに突入しました。熊本の人たちが、すごく頑張ってサポートしてくれることに、心から感謝しています。
震災があったから始まったわけではないんですけど、一日も早く復興してほしいという思いから、それまで予定されていたライブが特別な形で行われるようになり、結果、熊本の人たちや街と距離感が縮まっていったっていうのはありますね。震災で熊本市民会館が使えない状況でしたが、その復活ということで2018年1月8日と9日に「熊本市民会館復活記念 浜崎貴司GACHIスペシャル」を行いました。奥田民生くん、斉藤和義くん、トータス松本くん、田島貴男くんが来てくれました。楽しみながら元気になってもらえればという思いが一番でしたね。
ホルモン定食が美味しく評判で、地元熊本市民もこよなく愛する有名店、「かつみ食堂」。 脂ののったホルモンと濃厚な味噌が特徴。ホルモン定食の他に馬刺しなどもあります。
(浜崎さん)熊本市の隣の合志市にあるうどん・そば店「櫻庵」さんのかつ丼!それまでかつ丼に興味がなかったんですよ。揚げたものを煮しめて一体どっちなの?みたいな感じで。でも、ここのかつとじ丼を食べたら美味しくて!かつの衣がカリッと残ったまま、卵がかかっているというのがパーフェクトなんですよね。
1977年に創業したレコード店。レコードをいい音で聞きながらお茶やお酒が 飲める空間を作りたいと5年前に元の場所から移転して、レコード店にカフェ、バーを併設したお店をオープンしました。
色々とお話を聞かせてくださった浜崎さん、これからも熊本との関係は続きそうです。
2020年1月10日に熊本城ホール開業記念!浜崎貴司 GACHIスペシャルが開催されます。出演者は浜崎さんのほかにスガシカオさん、田島貴男さん、のんさんが今のところ発表されています。
熊本の人たちの人情に触れ、熊本の人たちに音楽で楽しみをくれる浜崎貴司さん。
1月のライブもとても盛り上がりそうです。楽しみですね!
熊本城ホール開業記念!浜崎貴司GACHIスペシャル
浜崎貴司VS.スガ シカオ VS.田島貴男VS.のんVS. and more
【日時】2020年1月10日金曜日 18:00開場 19:00開演
【会場】熊本城ホール メインホール
【料金】全席指定 6,600円(税込) 当日券 7,100円(税込) 3歳以下入場不可/4歳以上チケット必要
【一般発売日】 12月14日(土))10:00〜 各プレイガイドにて発売開始
浜崎貴司さんプロフィール(TAKASHI HAMAZAKI)
数々のスマッシュヒットを連発し、ジャパニーズ・ファンクを確立させたFLYING KIDSのフロントマン。並行したソロアーティスト活動も15年以上にわたり、2016年2月、ソロとしては初のベストアルバム『シルシ』をリリース。同2016年5月には、「ウイスキーが、お好きでしょ」を配信シングルとしてリリース。「サントリーウイスキー角瓶」CMでお馴染みの名曲を浜崎貴司が歌う。2011年より、ギター一本で全国をまわる『浜崎貴司 弾き語りツアー“LIFE WORKS LIVE ~Since2011 / 終わりなきひとり旅』をスタートさせ、2018年12月には47都道府県を制覇。一方では多彩なアーティストとのコラボレーションも展開。弾き語り共演ライブイベント『GACHI』をシリーズ化し、多くの名対決を繰り広げている。都内ライブ会場での対決が恒例だったが、近年では『出前GACHI』と銘打ち全国展開中。
浜崎貴司OFFICIAL SITE http://hamazaki.org/
新しく生きよう。NEO ONE KUMAMOTO
新しもの好きで、情熱的で、頑固者で、我慢強いといった熊本人らしい人柄を背景に、“新生” をイメージしたネオワン 「新しく生きよう。 NEO ONE KUMAMOTO」です。 「新しく生きよう。」ということばには、私たち自身にも、対外的にも「新しい熊本として 再生していく」というメッセージが込められています。 「NEO ONE KUMAMOTO」では、熊本の魅力や熊本のおすすめのスポットなどをお聞きして、ご紹介します。
1回目は、数々のスマッシュヒットを連発し、ジャパニーズ・ファンクを確立させたFLYING KIDSのフロントマン、浜崎貴司さんです。
うどん・そば店にも関わらず、客の8割が「かつとじ丼」を注文するという 大人気メニュー。鹿児島さんの天恵美豚(てんけいびとん)を使用し、 さっくりとした衣を残しつつ、フワフワ卵でとじてあります。
天恵美豚(てんけいびとん)は、自然界の広葉樹から抽出した木酢液と粉炭を活用し、ストレスのない健康な豚に育てているため、肉に甘さがあって柔らかい、風味が出て匂いが少ない、しまりの良い鮮やかなピンク色の肉となります。注文を受けてからお肉に塩・こしょうをしてパン粉をつけるのがこだわり!昆布と鰹のうどんだしをベースに砂糖と醤油で味付けをしてあります。
かつて熊本市中央区上通のうどん店に勤務していた木村久さん(66)が独立して 合志市に店を出して20年、地元の人だけでなく東京など遠方の人が評判を聞いてやってくることも珍しくありません。右は妻の朝子さん、左は息子さんの友彦さんです。
1960年代のJBLのスピーカーや真空管アンプなどヴィンテージのオーディオが店内に揃っています。
一番人気は、濃縮紅茶をソーダで割った「ブラックティーソーダ」。こだわりのあるレコード盤のテーブルを使い、音楽を楽しみながらゆったりとした時間を過ごせます。
(浜崎)そのほか、中古レコード屋さんとカフェが合体している「レコードハウス ウッドストック」にも行きますね。すごく雰囲気がいいんですよ。レコードを聴きながらコーヒーが飲めるし、夜はお酒も飲める。スピーカーの音もいいし、気持ちの良い空間ですよ。たまに行ってレコード探して楽しんでます。
浜崎貴司さんおすすめのお店
かつ美食堂
熊本県熊本市東区長嶺東7-11-18
電話096-380-2987
営業時間:11:00-21:00
定休日:日曜日
手打ちうどん・そば 櫻庵
合志市幾久富1866-582
電話:096-247-4123
営業時間:11:00-14:00 17:00-20:00(※白米がなくなれば営業終了)
定休日:水曜日
Record House Woodstock
レコードハウス ウッドストック
熊本市中央区水道町2−11 漢美堂ビル3階
電話:096-325-2503
営業時間:12:00-0:00
定休日:木曜日
―浜崎さんから見た熊本の人の特徴を教えてください。
熊本って、なんだかオシャレですよね。スマートっていうか、カッコつけるっていうか、見栄を切るっていうか、いい意味でね。冷たいイメージじゃなくて人情深いっていうかね。熊本城をシンボルに城下町って感じがしますよね。あと、地方都市の中では若い人が多くて元気なイメージがあって、勢いがあるという印象です。こんなに元気がある街が少なくなっている気がしますね。
―熊本に住んでいる者からすると、嬉しいコメントです。熊本でのお気に入りのスポットやお店などはありますか?
馬肉関係のお店はけっこう行きますね。衝撃的!!馬刺しのレベルが違いますね、脂身なんかもインパクトが強い。焼肉もあるし、ホルモンも美味しいですよね。熊本空港に着いてそのまま行くのが、ホルモン煮込みの美味しい「かつ美食堂」です。
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