明十橋
熊本市を流れる坪井川(つぼいがわ)にかかるアーチ型の石橋。東京「日本橋」や皇居の「二重橋」などを手がけた、熊本出身の明治の名石工・橋本勘五郎(はしもとかんごろう)の手によって造られたものです。明治10年(1877年)に架設されたので「明十橋(めいじゅうばし)」と呼ばれています。橋の周辺にある鍛冶屋町(かじやまち)、唐人町(とうじんまち)、呉服町(ごふくまち)、魚屋町(うおやまち)、紺屋町(こんやまち)などは、熊本城の城下町として栄えたところで、明治に入り往来が活発になるにつれ、これらの橋の架設が待ち望まれていました。長さ22.7m、幅7.9mであまり大きくはありませんが、現在も熊本市新町(しんまち)2丁目と鍛冶屋町を結ぶ道路として、頻繁な車の往来にも頑強に耐えています。
所在地 | 〒860-0004 熊本市中央区新町2丁目 |
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お問合せ | (熊本市観光政策課) 電話番号: 096-328-2393 |
アクセス情報 | 市電「新町」下車、徒歩約2 分 |
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