小楠公園
横井小楠(よこいしょうなん)は、熊本生まれの幕末の思想家で、坂本龍馬(さかもとりょうま)や吉田松陰(よしだしょういん)とも交流のあった人物です。明治2年(1869年)、京都で刺客に襲われて暗殺され、京都の南禅寺天授庵(なんぜんじてんじゅあん)に墓があり手厚く葬られていますが、遺髪が熊本の地に持ち帰られ、現在の小楠公園に埋葬されています。この遺髪に関しては、暗殺のとき刺客が小楠の首を取り持ち帰ろうとしたのを警護の者が取り返し、遺髪を門人の岩倉俊貞(いわくらとしさだ)が熊本に持ち帰ったという逸話があります。静かなこの公園には裃姿に刀を携えた横井小楠の銅像もあり、毎年2月15日には墓前祭も行われています。
所在地 | 〒861-2102 熊本市東区沼山津4-11 |
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アクセス情報 | 産交バス「小楠公園前」下車すぐ |
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