熊本市の中心部から南東へ5kmほどのところにある「江津湖」は、美しい自然と豊かな水に育まれた貴重な植物や野鳥が生息し、「水の都・熊本」のシンボル的存在。周囲は、「水前寺江津湖公園」として遊歩道や湧水広場、子ども向けの遊具などが整備され、市民の憩いの場としても親しまれています。

Instagram「#みんなの江津湖」では、江津湖の美しい写真や動画を見ることができますよ。

そんな江津湖の魅力を紹介する「江津湖の楽しみ方」。子連れ編、運動編など、さまざまなテーマで江津湖の過ごし方をご紹介します。初回は、小2男児と小5女児を育てるライターが、子どもたちと一緒に人気のボートに乗ってきました!

身近な“プチレジャー” 江津湖でボートに乗ってみた!

自宅を拠点に仕事をしているため、基本的に運動不足のワタクシ(終日自宅作業だったとき、スマホの万歩計が「38歩」だったことも…)。かつ、休みの日は子どもたちから届く「どこかに連れて行け」の圧がすごい。近所の公園に行って「遊具で遊んでおいで」という年齢でもないし、小学生相手に「一緒にウォーキング行こう」と誘うわけにもいかないし…。

そこで思いついたのが江津湖でボート! 運動不足を解消できそうだし、気軽にレジャーっぽいし、遊園地ほど料金もかさまないはず。さっそく「キミたち、お母さんがいいところに連れて行ってあげよう!」と、江津湖へ出かけることに。

今回行ったのは…「江藤ボートハウス」。

バーベキューや併設カフェなどもあります。当日もバーベキューのすごくいい香りが…、おいしそうだった…肉…。

※江津湖には他にもボートに乗れる場所があるため、いろいろ探してみてくださいね。

料金を支払い、スタッフの方の案内で乗るボートを選びます。やっぱり定番のスワンタイプでしょう。

座席はだいたい2〜3人用。中央にハンドル、両側に足漕ぎペダルがあるので、3人で乗る私たちは、1人が運転席、2人が漕ぎ手です。小2男児が「オレ、運転する」と言い張るので、その根拠をたずねると「オレ、マ○オカート得意だけん!」とのこと。スピンとかコースアウトとかしそうだな…といくばくかの不安を抱えつつ、まずは彼に船長役をお願いしました。

小5女児と一緒に足漕ぎをするものの、意外にきつい! 進まないような、進んでいるような…。5分くらいで結構足がしんどくなりました。ただ、もちろん目的のひとつは運動不足解消ですから、運動運動…と思って漕ぎました。1回スピードが出ると、いい感じに進みます。

途中で船長役を小5女児と交代。船長の性格によって、行く先が変わるのが非常に面白かったです。好戦的な小2男児は、遠くのカモの集団にどうにか突っ込もうとするし、慎重派の小5女児は、座礁の危険(大げさ)をできるだけ避けようと、安全なルートを取ろうとするし。カモと並んで進んだり、きらめく水面を眺めたり…。水面から眺める景色は、いつもとちょっと違って輝いて見えました。

最初の5分で「これで30分はキツイかも」と思ったものの、あたりを一周して戻ってくるとちょうどの時間。とてもいい体験になりました。おそらく運動不足も多少は解消できたことでしょう。到着後は、子どもにはおまけのくじ付き。おみやげももらって大満足でした。

子どもとちょっと出かけたいものの、あんまり遠くも高いのもいやだし、という方にはおすすめの”プチレジャー”。

江津湖におでかけしてみてはいかがでしょうか?


■ 江藤ボートハウス

 住所:熊本市東区江津1-35-31

 問い合わせ先:096-362-5266

 営業時間:10:00~18:00

 休み:木曜

 料金:足漕ぎボートは3人で30分1200円(4人だと1400円)、手漕ぎボートは40 分1000円

 URL:http://eto-boat.com/



江津湖が全国都市緑化くまもとフェアの会場に!

「水前寺江津湖公園」は、2022年3月19日(土)から5月22日(日)まで開催される、第38回 全国都市緑化くまもとフェア「くまもと 花と緑の博覧会 -THE GREEN VISION 未来への伝言-」のメイン会場になっています。こちらもぜひチェックしてみてください!

URL:https://kumaryokkafair.com/


(取材・文・撮影/みやもとゆりこ)

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