瑞巌寺跡
瑞巌寺霊応山は「肥後國誌」によると、天台宗比叡山正覚寺の末寺といわれています。延宝改元の年(1673)、光朝(こうちょう)という僧が草創しましたが廃絶しました。これを、正徳元年(1711)大阿闍梨(あじゃり)法印廣朝が再興したと記されています。
現在は廃寺となっていますが、境内入口に戒壇石、正面に地蔵堂、その東に放生池があり、庭内には数多くの石造物が見られます。また境内の北側は阿蘇溶結凝灰岩の険しい崖面となっており、阿蘇宮や端座洞が築かれています。
風光明美の地で、熊本市指定名勝及び史跡となっています。
なお、境内の北側斜面などから湧水し、水量が豊富なことから、熊本水遺産にも認定されています。
また、瑞巌寺公園はホタルの名所としても知られており、ホタルの飛び交う時期は多くの人で賑わいます。
所在地 | 〒861-5535 熊本市北区貢町1421 |
---|---|
お問合せ | 文化財課 電話番号: 096-328-2740 |
利用料金 | 無料 |
駐車場 | 無料 |
---|---|
アクセス情報 | ■産交バス「西浦」下車、徒歩約15分 |
ホームページ | https://kumamoto-guide.jp/culture/ |
その他 | 【注意事項】 平成28年熊本地震により、多くの石造物が被害を受け、未だ倒壊したままの灯篭等もあります。危険ですので、倒壊した石造物には近づかないようにお願いします。 |