ご乗車いただき、誠にありがとうございます。
不定期連載「熊本市電 電停ぶらり旅」。
どこから乗っても、どこで降りても、1回の乗車で170円。
線路でつながってさえいれば、170円(小学生は90円)でどこへでも行ける便利な乗り物。
それが熊本市民から愛されている、熊本市電です。
※2023年6月1日から大人運賃が180円に改定になります
今回降り立った電停はA系統[3]の「熊本駅前」。
熊本の陸の玄関口、熊本駅。
2018年に「肥後よかもん市場」が開業し、2021年には大規模複合商業施設「アミュプラザくまもと」を含むJR熊本駅ビルが誕生するなど、進化を続けています。
久しぶりに熊本駅に降り立つ方などは、大きく変化した様子に驚かれるようです。「熊本も都会になったなあ」と異口同音に聞こえてきます。
そんな熊本駅の前にある熊本市電の電停。
中心市街地への交通手段として、熊本駅から乗り換えて利用されることも多いようで、平日の朝や夕方などは、電停前に長蛇の列ができていることも珍しくありません。
熊本市民、県民はもちろん、観光客など、多くの方に利用されているこの電停も、2021年にリニューアルされ、より便利に、使いやすくなりました。
旅の始まり・玄関口でもあるこの電停は、ぜひ朝から利用して欲しいんです。
なぜなら、美味しい朝ご飯を食べられるお店がたくさんあるから!
その中から、今回はひとつご紹介します。
電停の前にある横断歩道を東へ渡りすぐ右へ、南に少し進むと看板が見えてきました。
わかりやすく、朝ごはんの店。
ビルの2階ですので、階段を上ります。(エレベーターも隣に)
階段を上ると、営業中の札が出ています。持っているのは猫ちゃんかな。
お店に入ると、優しく店員さんが迎えてくれます。メニューのボードを見て、注文しましょう。
朝ごはんのメニューは和食のほか、フレンチトーストやベーコンエッグも。その時の気分に合わせて選べるのは嬉しいですよね。
注文したら、飲み物を自分でとって、席で待ちます。
奥にある窓際の席からは、熊本駅ビルが見えます。景色を見ながら待っていると、朝ごはんが運ばれてきました。
今回選んだのは「B 卵かけごはんセット(小鉢とのり付き)」です!
「お味噌汁」と「のり」、「お漬物」という朝ごはんの定番に、この日の日替わり小鉢は「麻婆茄子」でした。
そしてなんと言っても見てほしいのは「卵かけごはん」です。
初めて見たときは一体なにが出てきたのかわかりませんでした。
彩りが美しく、なんとも食欲をそそる盛り付け!
卵かけごはんなので、主役である卵を中心に、お漬物や鰹節、ふりかけなどなど、これでもかというほどご飯の上にのっています。ご飯はほとんど見えません。こんな卵かけごはん見たことない!
ボリュームたっぷりなのに、さっぱりと食べられるので、普段から朝ごはんは抑えめという方にもおすすめです。
店員さんに優しくお見送りをして頂き、大満足で階段を降りると、朝の景色が先程と違って見えるので不思議です。
朝ごはんを食べに出掛けているということは、当然ですが、活動時間が早いので、食後でもまだまだ時間があります。
いまから熊本市電で別の電停に行ってもいいし、駅ビルで買い物をしてもいい、さらには、新幹線で県外に行くことだってできるというこの時間的余裕。
早起きは三文の徳といいますが、これからどんどんいいことが起きる予感。
もちろん、どこかに行かなくても、周辺をさらに散策するのも個人的におすすめ。すぐ近くにある、くまもと森都心プラザは行ったことありますか。
図書館で本を借りて、屋上庭園でゆっくりすごすのもいいですし、森都心プラザにはホールもあり、イベントなどのほか、アーティストのライブなども行われています。覗いてみると、気になる催しがあっているかもしれません。
また、熊本駅ビルのアミュプラザがあるのは白川口ですが、反対の新幹線口にも回ってみると色々な発見がありますよ。
さらに、白川口の交番近くをはじめ、駅舎周辺にはシェアサイクル・チャリチャリのポートもあるので、自転車に乗って周辺を散策することもできます。
朝ごはんでしっかりエネルギーをチャージして、元気におでかけ!
あなたもぜひ、熊本の陸の玄関口から、楽しく一日をスタートしてください。
それでは、また次回お会いしましょう。
■朝ごはんの店 タラチネ
住所:熊本市熊本市西区春日2-3 (徳永酒店2F)
営業時間:7:00~11:00
休み:日曜日、月曜日
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