千金甲古墳
熊本市の西部、権現山(ごんげんさん)の中腹にある装飾古墳群。国の史跡に指定されている2基は、勝負谷の1号墳(甲号)と高城山の3号墳(乙号)です。1号墳の石室内には凝灰岩の板石6枚を使って石障(せきしょう)がめぐらされており、その内側に靫(ゆき)、同心円文、対角線文などが刻まれ、赤・青(緑)・黄で彩色されています。早くから石室の天井部近くが開口していたため、副葬品は残っていませんが、5世紀の築造と推定されています。3号墳は6世紀の築造で石室内の石屋形に靫、舟、弓、刀、同心円文などが刻まれています。色は赤色と緑色が確認されています。
所在地 | 〒861-5284 熊本市西区小島9丁目 |
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お問合せ | 文化財課 電話番号: 096-328-2740 |
利用可能時間 | 内部見学はできません。 |
アクセス情報 | 産交バス「楢崎」下車、徒歩約20分 |
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その他 | 装飾保護のため、石室公開はしていません。 訪問は長袖長ズボンで |