プラカードのために
期間:2026年9月19日(土)~2026年11月29日(日)美術家・田部光子(1933-2024)は1961 年に記した「プラカードの為に」と題した文章において、「大衆のエネルギーを受け止められるだけのプラカードを作」り、その「たった一枚のプラカードの誕生によって」社会を変える可能性を語りました。過酷な現実や社会に対する抵抗の意思や行為、そしてそのなかに田部が見出した希望は、同年発表された作品《プラカード》に結実します。
この文章は、作品が生まれるまでの思考の過程を語ったものであると同時に、社会の動きを意識し活動するひとりの美術家の宣言としても読むことができます。「たった一枚のプラカード」とは、行き場のない声をすくいあげ、解放の出発点となるような、生きた表現の象徴でもあるのです。
田部の言葉と作品を出発点とする本展覧会は、それぞれの生活に根ざしながら、生きることと尊厳について考察してきた、田部を含む7 名の作家の作品で構成します。作家たちは、これまで社会の中で覆い隠されてきた経験や心情に目を凝らし、思考し、そして自ら実践することで、既存の制度や構造に問いを投げかけます。彼女・彼らの作品を通じて、私たちを取り巻く社会やその歴史を見つめ直し、抵抗の方法を探りながら、表現することの意味にも立ち返ります。
関連イベント
◇ アーティスト・トーク
本展出品作家によるアーティストトーク、クロストークを開催します。
日時 :2026 年9月19日(土)13:30~15:30(予定)
会場 :ホームギャラリー
登壇者:牛島智子、志賀理江子、金川晋吾、谷澤紗和子、飯山由貴、笹岡由梨子(以上、本展出品作家)、
正路佐知子(国立国際美術館 主任研究員)
定員 :90名(当日先着順)
参加費:無料
◇ 開催記念講演会
本展覧会企画者の正路佐知子さんに、展覧会企画意図や見どころ、
田部光子をはじめとする出品作家についてお話していただきます。
日時 :2026年9月20日(日)14:00~15:30
会場 :ホームギャラリー
講師 :正路佐知子(国立国際美術館 主任研究員)
定員 :90名(当日先着順)
参加費:無料
| 所在地 | 〒860-0845 熊本県熊本市中央区上通町2-3 びぷれす熊日会館3階 |
|---|---|
| 主催 | 熊本市現代美術館(熊本市、公益財団法人熊本市美術文化振興財団)、国立国際美術館、熊本日日新聞社) |
| お問合せ | 熊本市現代美術館 電話番号: 096-278-7500 メールアドレス: gamadas@camk.or.jp |
| 利用料金 | 一般1,300円(1,100円)、シニア[65歳以上]1,000円(800円)、学生800円(600円)、中学生以下無料 ※()内は前売・団体等の料金 |
| 定休日 | 火曜日(ただし、9月22日、11月3日は開館)、9月24日、11月4日 |
| 利用可能時間 | 10:00~20:00 (展覧会の最終入場は19:30まで) |
| 駐車場 | 「びぷれす熊日会館」の駐車場は、数に限りがあります。できるだけ公共交通機関をご利用ください。 |
|---|---|
| アクセス情報 | 美術館入口( びぷれす熊日会館3 階) まで、通町筋電停又はバス停から徒歩1分です。電車通り側歩道から、エスカレーター又はエレベーターをご利用ください。 |
| ホームページ | https://www.camk.jp/exhibition/placard/ |
| その他 | 展覧会関連イベント有。詳しくはホームページをご覧ください。 |

